キーワード選定はブログ運営のキモと言っても過言ではありません。 でも、ブログ初心者にとってキーワード選定は非常に大きなハードルです。
- 検索キーワードの選定方法が分からない
- 検索クエリと検索キーワードの違いが分からない
- 検索クエリと検索キーワードの違いが分からない
こんな悩みを解決します
- 検索キーワードの効果的な選定方法を解説
- 検索クエリと検索キーワードの違いを解説
- 検索クエリの四つの種類を解説
この記事を読むことによって、あなたは検索キーワードをグーグルサーチコンソールの検索クエリから選ぶテクニックが分かるので、今後キーワード選定に悩むことがなくなります。
また、検索クエリの種類を理解することにより、ユーザーが求めているニーズを把握できるようになり、検索キーワードにマッチした記事を書けるようになります。
最後まで記事を読んで、 ユーザーの検索意図に沿った記事を書けるようにしていきましょう。
検索クエリと検索キーワードの違いについて
まずは、検索クエリと検索キーワードとの違いを理解しておきましょう。
検索キーワードとは?Webサイトの運営者が、その単語で上位表示させたい単語や単語の組み合わせのこと。 検索キーワードは無数にあり、事前にライバルのリサーチ等が必要になる。
上記の解説で検索クエリと検索キーワードの違いはお分かりいただけたと思います。あと一点、両者の大きな違いについて補足しておきます。
検索クエリとは、先ほどの解説通リ、検索ユーザーが実際に検索窓に打ち込むワードやフレーズを指します。
ですから、打ち間違い(誤字)、あるいは検索者本人はきちんと打ったつもりであっても、文字が抜けていたりする場合(脱字)があります。
そこが最も大きな違いであると言えます。
また、Webサイトの運営者があらかじめ選ぶキーワードは、選んだキーワードで上位表示させたいワードやワードの組み合わせあるいは、フレーズです。
ですから、記事を書く場合には事前にどんなWebサイトが上位表示しているか、どんな記事を書いている等をリサーチしていきます。
リサーチした後は、その キーワードの検索意図を探っていきながら 、選んだキーワードに対してユーザーがどんな悩みや疑問を持っているかを探りながら記事を書いていきます。
言い換えると、キーワード=質問、そして記事=答えという構図が成り立ちます。キーワードを選んで書いた記事は必ず読者の疑問や悩みが含まれています。
私たちは、その キーワードに対する疑問や悩みを的確に捉えて、答えを返していく という心構えが必要です。
ブロガーの多くは、ブログを立ち上げた時点で、グーグルアナリティクスやグーグルサーチコンソールを導入しています。
グーグルが無料で提供してくれている、それらのツールを使う事によって、検索クエリが見る事が出来るようになっています。
私たちはその 検索クエリから、キーワードを予測して、そのキーワードに沿った記事を書いていくことができます。
ですから、私たちWebサイトを立ち上げ、運営している者にとっては、検索クエリと検索キーワードは切っても切り離すことが出来ない親密な関係にあると言えます。
4種類の検索クエリの意味と使い方について
検索クエリという概念がネット上で明らかにされた頃は、3種類に分類されていました。
検索クエリと云う概念が発表された時には、以下の3種類でした。
- トランザクションクエリ
- インフォメーションクエリ
- ナビゲーションクエリ
また、名称も日本人の私たちには非常に覚えにくいものでした。
元々がグーグルの科学者であったAndrei Broder氏が発表したものなので仕方ないかもしれません。
その後、 名称や種類も変更されて今では以下のように分類されています。
- Goクエリ:「指定のサイトやページを検索したい」というユーザーの検索意図
- DOクエリ:「何かをしたい」というユーザーの検索意図
- Knowクエリ:「何かを知りたい」というユーザーの検索意図
- Buyクエリ:何かを購入したいというユーザーの検索意図
この中で、アフィリエイト初心者が最も使うクエリが 「Buy クエリ」 です。
これは、「商品目 + レビュー」や「商品名 + 激安」などのキーワードに代表されるように、 特定のサービスや商品を買いたい、あるいはサービスを使いたいというユーザーが打ち込むクエリです。
検索意図が明確なので、記事も書きやすいというメリットがあります。
その反面で、誰でも思いつくキーワードなので競合が非常に多くなり、人気商品でそれらのキーワードを選んだ場合は、上位表示が非常に難しい難関キーワードになります。
従って、ブログ初心者やアフィリエイト初心者が 「Buyクエリ」だけで勝負しても、なかなか上位表示出来ない と言う壁にぶち当たります。
そんな場合には、その商品やサービスを使うユーザーは商品名以外にどんな悩みや疑問を抱えて、その商品やサービスを使いたいと思うのか?
それらを考える必要があるので、「Knou クエリ」の記事をたくさん書いて、そこから内部リンクで商品名キーワードにリンク先として飛ばして成約を狙っていくという形になります。
ブログを立ち上げたばかりの時は、ナビゲーションクエリでユーザーが訪れること期待できません。
インフォメーションクエリは、情報収集の目的のクエリであり、ユーザーがもっとも多く使うクエリです。
検索クエリは宝の山
Webサイトのキーワードを決める時にはいくつかの原則があります。
その原則をお伝えする前に、まず検索者の立場に立って、検索ユーザーが検索エンジンを使う場面を考えてみましょう。
例えば、以下のように考えてみました。
お腹が急に痛くなって内科医を探す時
今度行く取引先の会社の場所やその他の情報を収集したい時
このようにユーザーが検索エンジンを使う場合というのは、比較的何かを探す時や何かの情報を知りたい時に多く使っているのが分かりますね。
最近ではTwitterが広まったことにより、以前ほどググるという行為は減りましたが、それでも、まだまだ検索エンジンを使って情報を収集している人が多い事は容易に想像がつきます。
私もそうですが、多くの人は何か調べたいことがあれば、すぐにスマホを取り出して検索するのではないでしょうか?
それほどユーザーの検索行動というものは、当たり前の行動になってきています。人は何かを調べたい、あるいは何かに悩んだらすぐに検索するという事を覚えておきましょう。
そして、ここから、クエリの4種類をもう一度思い出してください。
- Goクエリ:「指定のサイトやページを検索したい」というユーザーの検索意図を表す
- DOクエリ:「何かをしたい」というユーザーの検索意図を表す
- Knowクエリ:「何かを知りたい」というユーザーの検索意図を表す
- Buyクエリ:「Doクエリの商品購入」というユーザーの検索意図を表す
これら四つのクエリの日本語を分析してみると、すべて「〇〇したい」という風になっているのが分かります。
具体的に書くと以下のようになります。
- 行きたい
- 知りたい
- 何かをしたい
- 買いたい
大抵のキーワードはこの四つのニーズに分類されることが分かります。
あなたが選んだキーワードもそれと同じです。キーワードには必ず何らかの意図があります。意図というのは「〇〇したい」というニーズです。
検索クエリから、検索キーワードを読み解く場合、この「〇〇したい」というニーズが大きな比重を占めているのが分かりますね。
だから、あなたが選んだキーワードも同じように考えていきます。
選んだキーワードが二語であっても、三語であっても、四語であっても必ず何らかの検索意図が隠されているという事なんです。
もう少し具体的なキーワードを例として示しながら、解説していきましょう。例えば、以下のキーワード。
・新宿 焼肉 評判
このクエリを打ち込んだ 検索ユーザーの検索意図は、新宿で評判が高い焼肉屋を探している、あるいは行きたいと思っているというニーズ があることが読み解けます。
ですから、このキーワードを選んだ時には、新宿で評判がいい役肉屋をいくつか紹介していけばいいのが分かります。
どう評判がいいかを細かく記事にして、最終的には人気順、評判順にランキング形式で並べてあげるとユーザーに喜ばれるのが分かります。
この章で 一番理解して頂きたい事は、検索クエリは4種類に分類 されるこいうこと。
そして、検索クエリはユーザーが直接検索窓に打ち込むワードなので、そこからどういう検索意図(検索の目的)があって、検索しているかを探りながら、新しいキーワードを見つけていくということ。
knowクエリをキーワード化する方法
ブログの 記事で最も多くなるのが、knowクエリ です。「〇〇を知りたい」という検索ニーズがあるキーワードですね。
ブログでアクセスを集めるには、まずはこのknowクエリを満たす記事をたくさん書いていく必要があります。
この章では、一つのキーワードから、色々なキーワードを派生させるノウハウについて解説していきます。
knowクエリをニーズから分類する
knowクエリは、5W1Hで切り口を細分化して増やしていくことができます。
何回かメインとなるキーワードを選んで、そこから細分化していきキーワードを増殖させていくとユーザーが求めている的確なニーズが把握しやすくなります。
例えば、例として「虫歯」というメインのキーワードを選んでみます。
単に「虫歯」という一つのキーワードだけなら、検索意図がはっきりしませんね。虫歯になったのか?虫歯の原因を知りたいのか?虫歯を直したいのか?虫歯に効果のある薬を知りたいのか?
ざっと考えただけでも、「虫歯」という一つのキーワードだけでは検索意図がたくさんあるのが分かります。
検索意図が多いキーワードで記事を作ると大変なのは何となく分かると思います。色々なカテゴリが必要となり、文字数も多くなることは容易に想像できます。
そこで、今回 ご紹介する分類方法を知って、実際に使っていくことによって、ユーザーの検索意図が明確になり、記事も書きやすく なります。
では、以下から実際に「虫歯」という一語のキーワードから、どんな風にキーワードを増やしていくかを見ていきましょう。
キーワード:「虫歯」の場合
Whats(って何?):「虫歯 とは?」
When(いつ?):「虫歯 治療 いつから」
Where(どこ?):「虫歯 治療 歯医者」
Who(だれ?):「虫歯」息子」
Why(なんで?):「虫歯 原因」
How(どのように?):「虫歯 予防 やり方」
以上が 5W1Hで分類して、キーワードを考えてみた例です。 上記は一般的な例ですが、キーワードを増やそうと思うと、まだまだ増やすことができます。
例えば、上記の「Where(どこで)」の場合であれば、「虫歯 治療 歯医者」の3語キーワードになっていますが、これに地域名キーワードを入れていきます。
実際に入れてみた例が下記です。
②虫歯 治療 歯医者 大阪
③虫歯 治療 歯医者 名古屋
また、「How long」や「How much」を使う事によって、更に多くのキーワードを見つけることができます。
例えば、以下のような感じ。
・How long(期間):虫歯 治療 期間
・How much(金額):虫歯 治療 治療費
このように、一つのメインキーワードを見つけることによって、キーワードを増やしていく事が可能です。
このキーワード増殖法は初心者のうちから、慣れていき使っていく事によって、キーワード選びには困らなくなります。
キーワードを見つけたら、需要を調べる
先ほどまでの解説で、キーワードを増やしていく方法が分かりましたね。
キーワード候補をいくつか見つけたら、次はその キーワードに対して需要があるか を調べていきます。
キーワードにおける需要とは、そのキーワードで実際に検索している人がいるかどうかを調べるという事です。
需要はすなわち、月間検索ボリュームという事です。これは、キーワードプランナーで調べます。
今回使用するのは、右側の「検索ボリュームと予測のデータを確認する」の方です。右側をクリックすると以下の画面に移行します。
次にキーワードを入力します。今回は、先ほど「虫歯」の例でご紹介して選んだキーワードを全てコピーして、上記に貼りつけます。
実際に貼りつけた画像が以下の画像です。
キーワードをキーワードプランナーの画面に貼りつけたら、上記画面の赤枠「開始する」をクリックします。
クリックすると、月間検索件数が表示されます。月間検索件数とは、実際にユーザーが検索している回数なので、その数値によって記事を書くかどうかを判断していきます
以下の画像は「開始する」をクリックした後に表示されたデータを見やすいように並び替えたものです。
表示されたデータを見ると、上記三つのキーワードが月間検索回数が10~100、そして、その下にある二つのキーワードが0~1-0の検索回数になっているのが分かります
それ以外のキーワードはデータが取得できない、もしくは検索件数がゼロなので、今回は外すようにします。
ラッコツールズを使って一つ一つのキーワードでライバルチェックを行う
上記までの作業で、記事を書くキーワードを選ぶことができました。次にライバルがどれくらい強いかを確認しておきましょう。
使うのはラッコツールズという無料ツールです。このツールは非常に便利なツールで色々な使い方ができます。
今回使うのは「見出し抽出」という機能です。上記をクリックすると、以下の画面に移行します。移行したら、 「見出し(Hタグ)抽出」をクリック します。
この機能を使うことによって、上位1位~10位までのWebサイトで使われている見出しと文字数、タイトルなどが全て分かります。
クリックすると、以下の画面に移行します。
上記画面はデフォルトの画面です。移行したら、まずは「H4」にチェックを入れます。
次に下の欄にキーワードを入力します。今回は「虫歯 治療 期間」と入力します。
先ほどリサーチした中で、検索需要があるキーワードでしたね。入力したら、その下にある「検索上位サイトから抽出」ボタンをクリックします。
すると以下の画面に移行します。
右側を見ると、上位一位から10位までのWebサイトの情報が表示されているのが分かります。ココからは、一つ一つのWebサイトの情報を見ていきながら、ライバルチェックをしていきます。
右側にある「+」をクリックすると、H1~H4の見出し情報が表示されます。
検索上位サイトのサイト構成を真似るのはOK!
先ほどまでの作業で、検索上位に位置しているWebサイトの情報を全て見る事が出来ました。
あなたが今から作る記事は、この上位表示されているWebサイトの校正を真似することから始まります。
何故、真似するかというと、実際に上位表示されているという事は、ユーザーの検索意図を満たしているとグーグルが判断しているからです。
ですから、狙っているキーワードで上位表示しているサイトは、見本となるべきサイトでもあります。
記事をコピペするのは絶対にいけませんが、 サイトの構成を真似するのは大いにやっていきましょう。 それこそが、上位表示する為の答え。
最近は以下のような タグ構成になっている場合が殆ど です。そして、それがWebサイトにおいて上位表示させる為の条件の一つとも言えます。
H2 大見出し(キーワードや共起語を含める)
H3 小見出し H2に関連する小さい項目を列挙する(キーワードや共起語を含める)
H3 小見出し 同
H3 小見出し 同
H2 大見出し(キーワードや共起語を含める)
H3 小見出し H2に関連する小さい項目を列挙する(キーワードや共起語を含める)
H3 小見出し 同
H3 小見出し 同
H2 まとめ (記事のまとめを簡潔に書く)
H3の後にさらに小さい小見出しを使う場合は、H4タグを使っていきます。
見出しタグは、H1~H6までありますが、多くの場合はH1~H4までで収まるようになっています。
記事の構成(記事設計)を行う際には、最初の時点で構成と見出しを全て決めてから、記事を書きだすと記事をスムーズに書けるようになります。
まとめ~【初心者向けSEO対策】検索クエリから検索キーワードを選定する方法
- 検索クエリには4種類ある
- 検索クエリから、5w1Hを使って、キーワードを増やしていく
- 検索需要はグーグルプランナーを使って一つ一つリサーチする
今すぐできる具体的な行動
②見つけたキーワードで需要があるかどうかをグーグルプランナーで調べる。
キーワードは自分で考えるモノではなく、探すものです。探す時に最も手っ取り早いのは、紹介したい商品の商品紹介ページから抜粋する方法です。
最初は面倒だと感じるキーワード選びも、何回も実践していると慣れてきて、それほど時間もかからなくなります。
記事を上位表示させたり、実際に収益に繋げるためにも、 キーワード選びは非常に大きな比重 を占めます。
初心者からキーワード選びに慣れていれば、中級者になった時にも困らなくなります。ぜひ、毎日少しずつでも構いませんので、取り組んでいきましょう。