『レンタルサーバー初心者必見』サーバーのバックアップ機能と方法、知っておきたい知識を徹底解説

サーバーのバックアップ機能と方法、知っておきたい知識を徹底解説

この記事では、レンタルサーバーにおけるバックアップ機能について解説します。バックアップというコトバを始めて聞く初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

  • バックアップの意味が良く分からない
  • バックアップを取る必要性が分からない
  • バックアップにはどんな方法があるの?

こんな悩みを解決します。

本記事の内容
  • バックアップの意味と必要性を解説
  • 四つのバックアップの方法を解説
  • レンタルサーバーのバックアップと費用、保存期間等について

最近のレンタルサーバー会社の大半はバックアップ機能を備えています。

但し、会社によっては上位プランのみしかバックアップ機能がなかったり、バックアップ自体は無料で行っていても、いざデータを紛失して、データを復旧する際は有料という会社もあります。

国内の主要レンタルサーバー会社のバック機能一覧をまとめています。 保存期間は有料の場合の費用もまとめていますので、参考にしてください。

バックアップとは、どういう事?

バックアップとは?

まずは、バックアップそのものについて解説します。

バックアップという言葉自体は聞いたことがあっても、実際にどんなことをバックアップというのかイマイチ分からないという方もいるかもしれません。

まずは、バックアップという言葉の意味をしっかりと理解しましょう。バックアップとは以下のことをさします。

バックアップとは?
データの紛失や損失、破損などに備えてデータを別のメディアに保存すること
例えば、パソコンのデスクトップにあるデータをハードディスクドライブにコピーして保存している人は多いと思います。

また、外付けのハードディスクドライブに保存している人もいるかもしれませんね。あるいは、グーグルドライブなど外部のメディアにコピーして保存する場合もあります。

こうした 一連の行為をバックアップ と呼びます。

バックアップの必要性について

バックアップの必要性

ここでは何故、バックアップが必要なのかについて解説します。バックアップが必要になる要因は大抵は以下の要因です。

バックアップが必要になる五つの要因
  • 誤操作など人的なミスによるデータの損失や紛失、破損
  • 機械トラブルや故障などによるデータ損失や紛失、破損
  • システムのバグ等の原因によってデータが紛失、破損する場合
  • 各種ウィルス感染によるデータの損失や紛失、破損
  • 地震や洪水、火事等の天災によるサーバーの故障に伴うデータの紛失、損失、破損

大きく分けてデータの紛失、損失、破損は以上のような5つの原因によって起こります。

これらはいつ起こるか分からないという危険性があります。私たちWeb運営者はこのいつ起こるか分からない事態に常に備えておく必要があります。

その具体的な対策がバックアップをきちんと取っておくこと。バックアップを取っておくと以下のメリットがあります。

バックアップの三つのメリット

  • いつでもデータを復旧できると言う安心感を持てる
  • データの世代管理が可能
  • 天災などの不測の事態に備えているという安心感を持てる

バックアップがあることによって、精神的な安心とそしてデータをいつでも復旧することができるという物理的な安心感を持つことができるのです。

でも、バックアップは面倒だという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、安心してください。 レンタルサーバーでは、この面倒なバックアップ作業を毎日自動で行っています。

ですから、私たちがことさら何をしなければいけないという事はないのです。最近のレンタルサーバー会社は各社とも、基本的な性能が大幅にアップしています。

ですから、 私たちユーザー側でHDDやSDDなどを用意しなくても構いません。

サーバー会社によりますが、自動でバックアップを行ってくれる会社もあれば、必要に応じて個人でバックアップを取れる会社もあります。

バックアップの四つの方法について

バックアップの方法

ここではバックアップの4つの方法について解説します。データのバックアップは大きくわけて4種類あります。

四つの方法を知っておくことで、必要に応じてバックアップを使い分ける ことができます。

4種類のバックアップの方法
  • 外部バックアップ
  • 内部バックアップ
  • ローカルバックアップ
  • クラウドバックアップ

以下から、それぞれのバックアップの方法について解説します。

1.外部バックアップ

レンタルサーバー

レンタルサーバー管理会社が、物理的に別のサーバーにデータを転送してデータを保存する方法です。外部バックアップは物理的に別のサーバーにデータが保管されています。

なので、レンタルサーバー側に万が一、天災や人災等のトラブルが発生しても、別サーバーに保存したバックアップデータからデータ復旧が可能です。

大きなレンタルサーバー会社では、海外にサーバーを持っている会社もあります。 もし、日本で大きな天災等があっても、しっかりデータは保存されるという訳ですね。

2.内部バックアップ

内部バックアップ

内部バックアップは同じサーバー内でバックアップを取る方法です。この場合、転送速度などを考える必要がなく、データを復旧させる場合も 外部バックアップと比べて速いのが特徴 です。

ただし、デメリットも存在します。それは、ハードにトラブルが生じた際にはバックアップデータにアクセスできなくなります。

もし、あなたがレンタルサーバーを借りる場合は、海外にサーバーを確保しているレンタルサーバーを借りた方がより安心感があるということです。

この辺りの知識もしっかり覚えておきましょう。

3.ローカルバックアップ

ハードディスクかソリッドステートドライブ

これは私たちが普段からパソコンのデータをバックアップする時に行っている方法です。ユーザーのパソコンや会社であれば会社の HDD、SSDなどにバックアップをとる方法 です。

ローカルバックアップは、ユーザーの手元にデータを保存しておきたい場合に使われる方法です。自分のパソコンにバックアップを取っておくだけでは不安な場合は、外付けのHDDやSSDを使用する場合もあります。

クラウドバックアップ

クラウドバックアップ

クラウド上にデータを保存する方法です。クラウドは無料、有料のものがあります。私たちが良く使っている無料のオンラインストレージは以下の二つが有名ですね。

オススメはグーグルドライブです。一つのアカウントで15GBまで無料で使用することができます。

Dropbox
グーグルドライブ

有料のものも探せがいくらでも見つかります。 クラウドバックアップは、災害などが起こってもクラウドからのデータの復旧が可能です。

大手企業などは有料のクラウドサービスを使っています。クラウドを使ったバックアップの方法には2種類あります。

全データをバックアップするフルバックアップと、データの書き換え内容を保存する方法です。いずれの方法も必要性を加味してどちらにするか考えればいいでしょう。

レンタルサーバーにおける自動バックアップ機能について

自動バックアップ

昨今のレンタルサーバー会社においては自動バックアップ機能を備えたサーバーが増えています。これはユーザーにしてみればありがたいことです。

自動バックアップ機能を備えているレンタルサーバーであれば、ワードプレスでWebサイトが何かの不具合を起こして表示されなくなったり、バージョンアップをする際に不具合が出ても、データを元に戻すことができます。

レンタルサーバー会社によってどれくらい前まで遡ってデータを復旧できるかはレンタルサーバー会社によって違いがあります。

多くのレンタルサーバー会社では7日や14日まではデータを復旧できるサービスを行っています。 これはユーザーにとってはありがたいですね。

但し、データのバックアップデータを復旧させるのは多くの場合は、有料になります。それは後述する各レンタルサーバー会社のバックアップの一覧表で確認してください。

レンタルサーバーにおけるバックアップで確認しておきたい部分

チェック項目

次に解説するのは各レンタルサーバー会社でバックアップしてくれるデータの保存領域に対して解説します。

バックアップ機能があると言っても全部のデータを保存してくれる訳ではありません。これも各社によって保存してくれるデータの領域は異なります。

従って、あらかじめどの会社がどこまでバックアップデータを保存してくれるのかを確認しておく必要があります。

以下から順を追って解説します。

保存領域について

データの保存領域

ここからの解説は少し専門的な解説になります。どうしても知っておかないといけない事ではありません。難しいと判断した場合は、スルーしてくださいね。

レンタルサーバー会社におけるバックアップデータは以下の通り3種類の領域があります。

バックアップデータの三つの領域
  • WEB領域
  • データベース領域
  • メール領域

Web領域というのは、分かりやすく言えばWebサイトを構築しているテキストや画像、動画などのデータです。

データベース領域というのは、Mysqlなどワードプレスを構築しているデータベースのことを指します。

メール領域と言うのは、レンタルサーバーの中で作っているそれぞれのメールのデータという事です。

webやデータベースについてはほぼ全てのレンタルサーバーで保存していますが、メールデータについてはバックアップ外となっている会社もあります。

メールのバックアップも取っておきたい場合はしっかりと確認しておきましょう。

何日前までバックアップを取ってくれているか

バックアップ期間

次に解説するのは何日前まで遡ってデータをバックアップしてくれるかどうかという事です。これも非常に大切なポイントです。

私がリサーチした範囲では14日(二週間)が多いようです。

ただし、 Xサーバーのようにメールデータは過去7日分、その他のデータベースは14日とデータの種別によって保存期間が違う場合もあります。

また、サーバー会社によっては、「何世代前」という表現をしている会社もあります。

例えば、一日スパンの7世代前という表現をしている場合は、7日前までのデータを遡って復仇することが出来るという意味です。

無料か有料か

バックアップの費用

バックアップデータを復旧させる場合は、無料で出来るのか、お金が必要なのかに分かれます。これも会社によってまちまちです

有料の場合は、データを復旧させる度に必要になる場合もあれば、月額料金が必要になる会社、あるいはデータベースの費用とメールデータの取得費用が異なるケースもあります。

各レンタルサーバー会社のバックサービス一覧

会社名自動バックアップ機能内容と期間データ復旧にかかる費用
Xサーバーメールデータ 過去7日分
データベース 過去14日分
メールデータ =1万円
データベース =5千円
mixhost過去14日分無料
コアサーバーコアCプラン以上利用可15日分無料
conoHaWing過去14日分5千円
カラフルボックス過去14日分無料
さくらインターネット手動で設定過去14日分無料
ヘテムルメールデータ 過去7日分
データベース 過去14日分
一万円
5千円
ロリポップ過去7日分月額300円
バリューサーバービジネスプランのみ利用可過去15日分無料
スターサーバー不明不明不明

まとめ~サーバーのバックアップ機能と方法、知っておきたい知識について

\この記事では、以下の内容についてお伝えしました/
MASA
今回は、グーグルサーチコンソール等から見つけた、検索クエリから、どのようにして検索需要のあるキーワードを見つけて記事を書いていくかについて解説しました。
  • バックアップの意味と必要性について解説
  • バックアップの四つの方法について解説
  • レンタルサーバーのバックアップ機能について

今すぐできる具体的な行動

①ラッコキーワードを使って、キーワードを見つける。
②見つけたキーワードで需要があるかどうかをグーグルプランナーで調べる。
③数回見直して、誤字脱字がないかをチェックしてから公開する

バックアップ機能については数年前に比べると多くのレンタルサーバーが提供するようになっています。

私は2009年からブログを運営してきましたが、今までバックアップデータを復旧させた経験はありません。10年以上レンタルサーバーを利用していても実際にバックアップを復旧させることはほぼ皆無だということです。

もちろん、バックアップ機能は万が一に備えてあった方がいいですが、それほど頻繁にバックアップを復旧させることはないと理解しておいてください。

ここからは、追記の部分になりますが、バックアップデータを復旧させるのに無料、有料もあまり意識しなくてもいいのではないでしょうか!

理由は前述したように 復旧させる機会そのものがほとんどない からです。

ワードプレスであれば、大抵の場合はバックアップ機能が付いているので自分でバックアップを取って、クラウドサービス等を使って保存しておけばほぼ困ることはありません。

今後、レンタルサーバーを借りる際の参考になれば幸いです。

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