【レンタルサーバー初心者必見】サーバー選びに欠かせないストレージについて徹底解説

サーバー選びに欠かせないストレージについて徹底解説

レンタルサーバーを選ぶ基準の一つに「ストレージ」があります。しかし、ストレージの意味が分からないと悩んでいませんか?

  • ストレージの意味が分からない
  • オンラインストレージとレンタルサーバーの違いって何?
  • ストレージとHDDって何がどう違う?

こんな悩みを解決します。

本記事の内容
  • ストレージについて初心者に分かりやすく解説
  • オンラインストレージとレンタルサーバーの違いを解説
  • ストレージとHDDやSSDの違いを分かりやすく解説

私たちが普段から使っているパソコンやスマホでも「ストレージの空き領域が不足しています」などの表示が出ることがあります。 ストレージとはデータの保存場所や大きさを示します。

レンタルサーバーにおいては、ストレージの種類や大きさが選ぶ際の大きなポイント になります。ストレージに関してしっかりした知識を持っていることでレンタルサーバーを選ぶ際に困らなくなります。

最後まで記事を読んで「ストレージ」に関する知識を深めてください。

レンタルサーバーとオンラインストレージの違いについて

オンラインストレージ

ここでは、レンタルサーバーとオンラインストレージの違いについて解説します。と言うのも、この 二つを混同している場合があるからです。

レンタルサーバーとオンラインストレージは全く違います。レンタルサーバーはサーバー会社と契約する事によって使えるサービスです。

これに対して オンラインストレージはネット経由で使えるデータボックス と理解しておけばいいでしょう。ネット上には無料でこのデータボックスであるオンラインストレージを借りる事ができます。

それについては後述します。

この二つのサービスの似ている所は、二つともネット経由で使うことができるサービスだということです。

レンタルサーバーの使用目的は主にWebサイトの作成に当たって、そのデータ(テキスト・画像・音声・動画等)を保管しておく場所になります。

また、メールアカウントも決められた範囲の中でいくつも作ることができます。一方でオンラインストレージで借りることが出来るのは「ファイルの置き場所」です。

ファイルを置いたり、出したりということしか出来ません。 もちろんメールサーバーとして使用することも出来ません。

無料で使えるオンラインストレージを解説

無料オンラインストレージ

ここでは、無料で使うことができるオンラインストレージをご紹介します。一口にオンラインストレージと言っても様々な種類があり、それぞれに個性や特徴があります。

以下、無料で使えるオンラインストレージの代表的なものをご紹介します。

Google ドライブについて

グーグルドライブ

Googleドライブは、Googleアカウントがあれば、作ることができるオンラインストレージです。私もこのサービスは十年以上前から使わせてもらっています。

どんな用途があるかと言うと あらゆるテキストや画像、音声、動画などの保存やバックアップが可能 です。 データをグーグルドライブにアップロードして保存・共有することも可能でです。

Googleアカウントを持つiOS、Android、MacやWindowsからも利用することができます。 一つのアカウントに付き、15GB と大容量が使うができます。

アカウントの作成は少々面倒ですが、一度作ってしまえば容量が増えるので色々と使い勝手がいいと思います。

dropboxについて

ドロップボックス

現在のオンラインサービスの基本を作り上げた元祖がDropboxです。ドロップボックスに収納された各種データは、各種デバイスと同期させることができます。

パソコンとタブレット、スマホなどのデバイスに素早く同期させることができるので出先でデータに目を通したい場合に非常に便利です。収納しているデータの量が増えても検索しやすいという特徴があります。

また、私たちが普段から使っている 「Gmail」「Facebook」「chatwork」「Office Online」などのアプリケーションと連動しているのも大きな特徴 です。

また一人で使う事ができるだけではなく、プランを拡張することによって複数のユーザーで使う事も可能になっています。

Dropboxは、さまざまなデバイスやアプリケーションに対応しているので作業効率を上げたい人におすすめのオンラインストレージです。

One Driveについて

One DriveはMicrosoft社が提供しているオンラインストレージです。Microsoftのアカウントがあれば 無料で5GBまで使う 事ができます。

最も大きな特徴はMicrosoft Officeと連携しているので 各種データの保存だけではなくリアルタイムで共同作業を行う ことができます。例えば、iOSデバイス、Androidデバイス、MacやWindowsからアクセスしファイルのデータやアップロードを行うことができます。

Office365やWindowsを利用している人の中でも、PC、タブレット、スマートフォンなどあらゆるデバイスからファイルを共有したい人には使ってもらいたいサービスです。

Evernoteについて

エバーノート

Evernoteはメモや画像、音声ファイル、写真、動画など、あらゆる情報を手軽に保存・共有できるオンラインストレージです。PC、スマートフォン、タブレットなどのデバイスにも対応しています。

写真での記録、スマートフォンのテキストへのメモ、Webページのクリップなど、まるでノートを取る感覚で使用できます。

写真でさえメモ代わりに使えるところがEvernoteの強みですが、家計簿アプリ、スキャナーアプリなど幅広いジャンルのアプリケーションとの連携も魅力的です。

Evernoteはスマートフォンやタブレットで効率的に作業を行なえるので、移動中などにさっと作業したい人におすすめです。

以上、私が普段から使っているオンラインストレージを紹介させていただきました。

HDDとは何か

ハードディスクドライブ

次にパソコンやレンタルサーバーで使用されているHDDについて解説します。

HDD(Hard Disk Drive)は、回転する磁気ディスク(プラッター)が一定の間隔を空けて何枚も重なりあい、磁気ヘッドによってデータの書き込みや読み込みを行うデバイスです。

HDDの磁気ディスクは比較的安価なので、データの容量当たりの価格が比較的安価なのが特徴です。こういう特徴があるので今までは、多くのパソコンを含めたコンピューター、レンタルサーバーにおいても使われてきました。

デメリットは衝撃に弱い事や処理速度に時間がかかること です。HDDがデータの読み込みを行う度に磁気ディスクが回転や移動を行います。

そのためにどうしても一定の時間がかかってしまいます。また、衝撃に弱いので、データの読み書きを行っている最中に内部の磁気ディスクや磁気ヘッドが傷つくとデータが破損すると言うデメリットがあります。

また、 磁気ディスクや磁気ヘッドが常に駆動するので消費電力が多く大きな負荷がかかるので発熱が起こりやすく、それが原因で故障を起こすリスクもあります。

SSDについて分かりやすく解説

ssd

SSD(Solid State Drive)は、半導体素子メモリーチップを内蔵したドライブでそのドライブ内でデータの読み書きが行われます。

前述したようにHDDは内臓ディスクを駆動させてデータの読み書きを行います。それに対して SSDは駆動することがないので、時間が短く発熱が少ないのが特徴 です。

メモリチップ自体も小さくて軽いので持ち運びにも便利で衝撃を受けにくい という特徴もあります。

また、これら内部のストレージはデータの読み込み等の処理速度だけではなく、OSやソフトの処理時間にも影響するので、SSD内臓のパソコンなどは HDDを内蔵しているパソコンとは比べ物にならない程、立ち上がりが速い のです

SSDは以上のような非常に優れた特徴を持っているので、近年パソコンに於いてもSSDを搭載しているモデルが増えています。ただし、 SSDはHDDと比べて多数のチップが必要になるので、価格も高くなる傾向 があります。

HDDとSSDの違いとメリット・デメリット

メリットとデメリット

ここでは前述したHDDとSSDの違い、特徴を分かりやすくするために一覧にまとめました。

一覧にすることによって、双方のメリットやデメリットが分かりやすくなっています。

HDDSSD
データ保存料磁気ディスクは大容量のデータ保存に適しています。半導体メモリーチップはHDDに比べると容量は少ないですが、大容量を確保したレンタルサーバーサービスも存在します。
処理速度データの読み書きに磁気ディスクや磁気ヘッドの稼働時間も加味されるため、処理速度はSSDより遅くなります。HDDのように磁気ディスクや磁気ヘッドの稼働時間がかからないため、処理速度はHDDよりも速いことがメリットです。
価格磁気ディスクは比較的安価なため、データ容量当たりの価格が安いです。半導体メモリーチップは磁気ディスクよりも高価ですが、価格が抑えられたレンタルサーバーサービスも存在します。
耐久性データの読み書き時に大きな衝撃を与えると、内部の磁気ディスクや磁気ヘッドを傷付けてしまう、データも壊してしまうことがあります。物理的駆動部分がないため、耐震衝撃に強いです。
電力(エネルギー効率)物理的駆動の分電力を使い、熱も発生するため、その熱を冷ますべく冷却ファンが作動するなど、多くの電力を消費します。HDDと比べると物理的駆動がないので消費電力も少なく、熱が発生しにくいです。エネルギー効率は良いと言えます。
重量磁気ディスクは半導体メモリーチップよりも大きく、重いです。半導体メモリーチップそのものが小さくて軽いです。

一覧をご覧になられたならご理解いただけるでしょうが、レンタルサーバーにおいては、PCのように自身でメンテナンスを行う必要がないため考慮せずともよいポイントがあることが分かります。

特にデータ保存量に対する価格や電力はレンタルサーバー側が負担するものであり、耐久性と重量などもレンタルサーバー側が気にすること(メンテナンスすること)であるのもお分かりになるかと思います。

それを踏まえた上で自分に合うもの、自分の望むことを適えてくれるのはSSDとHDDのどちらなのかを考えると良いでしょう。

主要レンタルサーバーの搭載ストレージを比較

搭載ストレージを比較

当サイトで紹介しているレンタルサーバーのHHD&SSDの搭載状況を一覧にしてまとめてみました。

レンタルサーバー会社名搭載ストレージ
XサーバーSSD
mixhostSSD
コアサーバーピュアSSD(RAID)
Conoha WingSSD
カラフルボックスSSD
さくらインターネットSSD
ヘテムルSSD
ロリポップHDD
バリューサーバーHDD
スターサーバーHDD

なお、この比較表はあくまでも2020年12月の段階の比較表です。最近はレンタルサーバーもSSD化が進んでいます。いずれ、どのレンタルサーバーもSSD化されると予想されます。

あなたがレンタルサーバーを借りてワードプレスブログを作る事を検討しているならSSD搭載のレンタルサーバーがおすすめです。

なぜならば SSDを搭載したサーバーを使う事によって以下のように二つの大きなメリット があるからです。それぞれのメリットについて解説します。

メリットその1 Webサイトの表示を速くすることでユーザーの離脱を減らす

表示速度

これはWebサイトを運営する人全体に言える事ですが、「表示速度が0.1秒遅れると売上が1%減少する」と言われます。現在は数年前と違いスマホユーザーが圧倒的に増えています。

パソコンでWebサイトを見る人よりもスマホで見る人の方が増えているのです。 スマホユーザーの一つの特徴としては、Webサイトの表示が遅いと表示されるまで待ちきれずに離脱する 傾向があります。

「Webサイトを閲覧していて、表示が遅すぎるため読まずに離脱した。」という経験はあなたもありませんか?そういう訪れたユーザーの離脱率を少しでも減らす為にも Webサイトの表示スピードはできるだけ速い方がいい のです。

特にブログでアフィリエイトを行う時は、表示スピードが遅いと、それが売り上げに直結すると考えておきましょう。

メリットその2 SEO(検索エンジンからの流入)の改善

seoにも影響する

現在のGoogleの検索アルゴリズムの評価基準の一つの「Webサイトの表示速度」という項目があると言われています。つまり、表示速度が遅いと検索エンジンの評価が悪くなるという事です。

結果的に評価が悪くなると、 検索結果(順位)が落とされます。 順位が落ちることによって、SEOでの大きな機会損失が生じてしまいます。

しかし、最初からSSD搭載のレンタルサーバーを使う事によって、Webサイトの表示速度が速くなるので、検索評価でのマイナス要因を気にすることがなくなります。

更に Webサイトの表示速度が速くなるということは、第一のメリットであるユーザーの離脱を減らすことにも繋がります。

以上の二点からも分かるように、WordPressを使ってブログを構築するならSSD搭載のレンタルサーバーの方が断然アドバンテージが高いと言えます。

まとめ~サーバー選びに欠かせないストレージについて

\この記事では、以下の内容についてお伝えしました/
MASA
今回はレンタルサーバーにおけるストレージについて解説しました。
  • レンタルサーバーとオンラインストレージの違いについて
  • HDDとSSDの違いとメリット・デメリット
  • 主要レンタルサーバーの搭載ストレージを比較

今すぐできる具体的な行動

①今使っているストレージを確認してみる
②自分が使っているパソコンがHDD搭載なのか、SSD搭載なのかを確認する
③レンタルサーバーを利用しているなら、搭載ストレージを確認してみる

少し盛りだくさんの内容になりましたが、この記事でストレージに関する知識をしっかり深めてください。

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2020-12-25 10:32

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